基本構成
スイングドアは基本的に以下のパーツで構成されています。
- ドアパネル
- 窓
- 金具
- ドア枠
これが基本の構成です。それ以外に様々なオプションを使用用途により選択が可能となります。
オプション一覧
ハンドプレート/プッシュプレート
材質: 樹脂やステンレス
用途: ドアを手で押して開ける際に使用。ハンドプレートを貼ることで、一番ドアが開閉しやすい場所を促すことができ、いろいろな場所を触ることで発生する汚れなども防げます。特に公共施設や商業施設など、多くの人が利用する場所では、衛生面での効果が期待できます。
ハンドル
材質: ステンレス
用途: ドアを引いて開ける際に使用。基本的にスイングドアは押して開けるものですが、押して開けることができない場合や、ドアの向こう側に何かぶつかるものがある場合、戸当りなどでどちらか一方しかドアが開かないような制限をかけている場合などに用います。特に、狭いスペースや障害物が多い場所での使用に適しています。
戸当り
材質: ゴムとスチール
用途: ドアを片側しか開けない場合に使用。片側は押して開けられなくなるので、パイプハンドルを同時に用います。店舗などでは、店内側にドアを開けるとお客様にぶつかる危険性を避けるために用いられます。これにより、安全性が向上し、事故を未然に防ぐことができます。
窓の種類
材質: アクリル
用途: ドアの向こう側を確認するため。基本は透明ですが、トイレなどに用いる向こう側がぼんやり見えるマット調、店舗のバックヤードなどに用いる暗い方から明るい方が見え、明るい方から暗い方が見えないハーフミラー、見えづらくするスモーク調など、さまざまな種類があります。これにより、プライバシーを保護しつつ、必要な視認性を確保することができます。
窓のサイズ・形状
基本サイズ: 横350mm縦440mm
特注サイズ: 大きさや形状をカスタマイズ可能。大きくしたり小さくしたりもでき、丸窓などもよく採用されます。これにより、デザインの自由度が高まり、建物の美観を損なうことなく、機能性を向上させることができます。
バンパー/キックプレート
材質: 樹脂やステンレス
用途: 店舗や工場などで台車やカートをぶつけてドアを開閉するためにドア下側をガードするもの。種類としては、樹脂を丸く膨らませて貼ることでドアに当たりやすく開閉しやすくするスプリングバンパー、開閉したときに開口を広く取れるように平らに貼る平バンパー、防錆性を高めるためにステンレスで貼るステンレスバンパー(キックプレート)などがあります。これにより、ドアの耐久性が向上し、長期間にわたって使用することができます。
鍵
種類: 丸落し、フランス落とし、サムターン、シリンダータイプ
用途: スイングドアに鍵をかけるためのオプション。スイングドアは隙間を完全に埋められるドアではないため、セキュリティ性は高くありませんが、様々な方法で鍵をかけることが可能です。これにより、必要なセキュリティレベルに応じた鍵の選択ができます。
丸落し/フランス落としは簡易な場合に使用し、サムターン/シリンダータイプはしっかり施錠したい場合に使用されます。
導入事例:鍵付きドア
90°ストップ
用途: ドアを開けっ放しにしてロックをかけたいときに便利なオプション。ドアが90°付近で一度ストップし、もう一度軽く戻すともとに戻ります。ただし、毎回開けるたびに止まってしまうため、注意が必要です。これにより、ドアの開閉をコントロールしやすくなります。
導入事例:90°ストッパードア
抗菌/抗ウィルス
用途: 抗菌効果や抗ウィルス効果を期待する場合に使用。標準的なステンレス表面材やメラミン化粧板には抗菌効果がありますが、更に強い抗菌もしくは抗ウィルス効果を期待する場合には、抗ウィルスステンレスや抗ウィルスメラミン化粧板のオプションもあります。これにより、衛生面での安心感が得られます。
ガラリ/通風口
用途: 換気や通気を良くするためにドアに取り付けるオプション。大きさなどもオーダーメイドで対応可能です。これにより、室内の空気の流れを改善し、快適な環境を維持することができます。
導入事例:ガラリ
親子ドア
用途: 大きい開口を取りながら通常は小さいドアとして使用。片側ドアを大きくし、もう片側を小さいドアにしてロックをかけておくことで、通常は片開きドアとして使用し、荷物の搬入時には両方のドアを開けることができます。これにより、柔軟な使用が可能となり、利便性が向上します。
導入事例:親子ドア
狭小両開ドア
用途: 狭い開口しか取れない場合でも、両開のドアを設置することで、厨房設備などにぶつかることを防ぐことができます。これにより、狭いスペースでも効率的にドアを使用することが可能です。
密閉
用途: スイングドアとドア枠の間の隙間を埋めることで密閉性を高めます。後付オプションで密閉するのは難しいため、最初から選択する必要があります。どうしても後で付けたい場合は、枠側にクッションモールなどを貼ることがあります。これにより、気密性を高め、エネルギー効率を向上させることができます。
防水
用途: 基本的にスイングドアは芯材が木製なので防水ではありませんが、防水にしたい場合は防水タイプを最初に選ぶ必要があります。芯材を樹脂に変更することで防水性を持たせることができます。これにより、水回りの環境でも安心して使用することができます。
導入事例:完全防水ドア
弊社のスイングドアは、基本構成に加えて多様なオプションを取り揃えており、お客様のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。高品質な材質と優れた機能性を兼ね備えたスイングドアは、長期間にわたってご満足いただける製品です。ぜひお気軽にお問い合わせください。